現地改修型ザク

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ザクの地球上で使うとこんな感じになるんじゃないかなー、という妄想をメインコンセプトに色々弄ってみました。 まさしく現地(作業机の上)で色々されちゃったザクです。
コンセプトとして
 ・地上で使われていることをイメージ
 ・ライフルを構える格好が様になる
 ・色々とはじめての要素、技法を組み込む
の三点に気を使ってみました。
ひとつ目のコンセプト的にザクでありながらエネルギーチューブを全廃することにしました。
実は昔から、「あれって弱点の上にジャングルとかで動くときに邪魔になりそう・・・」 なんて思ってたので今、それを実現してみようという作戦です。
あとはいかに必要最低限しかディテールの入っていないザクをいかにディテールアップするかが課題でした。
二つ目は後ほど。三つ目は自分が今まで基本的な技法を使ったことが無いことへの課題の意味です。
改修点を詳しく掲載した製作記はこちら

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フロント

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バック

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今回はチューブ無し、角も無しのナイナイ尽くめ。で、代わりにおざなり程度にバルカンとアンテナをつけてみました。 あとはよくあるモノアイスリットの幅詰めで悪役っぽさのアップと色々とスジ彫りやら。 チューブ基部はモビルパイプをつなげて、マイナスモールドをはめ込んで新造。 アンテナ基部はザクマシンガンのグリップの先っちょに真鍮線を刺して色々しただけの簡単設計。

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モノアイはHアイズを使用。中身を全てくりぬいてヘルメットタイプに変更すると同時に、 首関節から作り直してモノアイのみが動く感じに改造。

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ボディ。今回も思いつくままに変な突起をつけてみたり、地上で戦ってたんだからと08っぽい対人兵器?を意識したバルカンを付けてみたり。 簡単なディテうpばかりで説明することも少なめ・・・。

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股間パーツは一回り大きくして排気口なんかをつけて色々それっぽくでディテうp。 フンドシなんかはプラ板やらで思いつくまま形を変えてみました。

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二の腕が弱そうなので1ミリプラ板で囲って少し太めに。 関節部分が何も無くさびしかったのでマイナスモールドでディテールアップ。 肘を鋳造表現にしてみました。肘、関節やらもろもろはグレーで塗装後、シルバーでドライブラシ。

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Uバーニアで手首の関節隠し。濃いグレーを塗った後にシルバーでドライブラシ。 あと握りこぶしはHDMなんて買えないので元の握り手にパテ盛ったりで修正。

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シールドの付け根を少し切り詰めて長さも短めに調整。 ディテールアップとU字の取っ手もその場の思いつきで適当にでっち上げ。 あとは増加装甲を六角ナットなんかでトッピング。

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肩アーマーもグフのお下がりです。グフのアーマーは形状といい大きさといい本当にいい感じでした。 トゲを切り取ってUバーニアにマイナスモールドをインしたものをオンします。 後は適当にちっちゃいモールドやら周りのスジ彫りなどで流用元を誤魔化します。

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やはり膝関節が寂しかったのでマイナスモールドでディテうp。膝、ソール部分は軽い装飾と鋳造表現をしてみました。 もちろん肘同様グレーの後にシルバーのドライブラシで仕上げています。 足首付け根は彫刻刀で削り込んでプラ棒やディテールアップパーツなんかを埋め込んでアレンジ。 ソールの土汚れはタミヤのウェザリングセットで軽くパタパタ。

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元キットだとふくらはぎがヌメっとしていたのでメリハリのためにスジ彫りしました。 でもそれだけでは何も無くて寂しいのでFZのようなバーニアとバーニアガード、 それにハッチの溶接後表現もしてみました・・・けど技術面のせいであんまりそれっぽく見えない罠。 ふくらはぎ、太もものチューブの付け根は適当に形を整えてマイナスモールドで封をしました。

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バックパックはFGザクを改造。余計なものを削り取って少しスジ彫りを増やしてみました。 側面には腰につけるはずのヒートホークのラックを取り付けました。

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ヒートホークはMG旧ザクのものを剥ぎ取り&加工。 付属のものは斧と言うにはあまりにも小さすぎてかわいそうな感じに・・・。刃はシルバーにクリアブルー。柄はグレーにシルバーのドライブラシ。 チューブはシルバーにクリアイエローで塗装してみました。 刃こぼれしたり使い古した感じを出そうと思ったのですがどうでしょうか。 また、ヒートホークのラックは腰ではなくバックパックの側面につけてみました。 案外MGのヒートホークでもラック側を少し削るだけで上手く入るものなんですね。 ちなみに、ザク自身がどうやって抜刀するのかというご質問にはお答えできませんのでご了承ください。

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ライフルはHGUCグフのライフルを流用。でもデザインはよかったですが、 両手で構えさせるどころか持たせることすら困難だったので、色々切ったり貼ったり伸ばしたりして作り直し。 具体的には銃身やらをやや長めにしてよりライフルっぽく。持ち手も新造しました。 銃床は形状的に色々無理があったので仕方なくすっぱり切って新造。 予備のマガジンはザクのライフルから剥ぎ取って裏打ちしたり改造。

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銃床はライフルを持たせたときにちょうど二の腕にあたるような感じで作りました。 人間用ならもう少し短かったり縦に長い感じですが、プラモでは可動の関係的にこんな感じがちょうどよいようです。

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ライフル構えさせてみました。

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今回はコンセプトのひとつとしてライフルをカッコよく構えさせるということを意識して作ってみましたがどうでしょう。 自分的にはいい感じに出来たと内心思ってるんですが、写真の腕のせいでそれが上手く伝えられるかどうか・・・。

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こんなカラーリングのザクがどっかの作品に出てたという記憶を元に塗ったんですけが、 肝心の作品が思い出せない・・・。

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ヒートホーク装備バージョン。やはりヒートホークはこのくらいの大きさがないと格好がつきませんね。

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模型も上手くなりたいですが、写真などの「見せる」技術も上手くなりたいです。

最後まで見ていただいてありがとうございます。いかがだったでしょうか? 今回のザクはいつものディテールアップ改造の他に、 鋳造表現、溶接跡、ウェザリング、泥汚れ、水転写デカールなど人生で初めて試した上に、 ザクの大きな特徴のチューブもなくしてしまった作品だったので、少しまとまりに欠けるかもしれませんね。 でも自分的にはザク自体が大好きなこともあって、思い通りに作れてとても満足。 自分の思うままに手を動かすのは本当に楽しいですね。これだからプラモは止められません!


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