たぶんこの世で立体化したのは俺だけなんじゃないだろうかシリーズその1
FF6の真の主役「魔導アーマー」です
エドガーやマッシュ、セリスよりも主役は魔導アーマー、それがジャスティス!
でも、発売前はかなり魔導アーマーを押してた割りにゲーム中ではそれほど目立たなかったり、
ゲームの関係とはいえ後々出てくるプロトアーマーに性能が劣っていたりとかなり可哀想なヤツ・・・
それはそうと、実は魔導アーマーのデザインは2種類あり、CMやパッケージに描かれている天野喜孝氏のバージョンと
ゲーム内のグラフィックの2種類ありますが、こちらはゲーム版の立体化です。
始めは軽い感じで作り始めましたが、資料があまりにも少なかったり、芯のキットが予想以上に使える部分が無く、
ほぼスクラッチ状態まっしぐらの泥沼状態になったりで大変でした。
改修点を詳しく掲載した製作記はこちら
フロント
サイド
バック
つぶらな青い瞳。魔導アーマーのチャームポイントです
ビーム発射のためのレンズのようですがコレがあるから兵器にも関わらず愛らしさが出ています。
このパーツだけは艶ありでコートしています。
下についている黄色いアゴはかなり薄く、作るのにも扱うのにもかなり脆くてやたら気を使います。
ちなみに、下あごは目の両サイドで瞬間接着剤のみで固定されています。
謎の赤いマークはダルマと同じ感じで、仕上げの直前に一発で描きました。
色々ゴチャゴチャとした内部機構をできるだけ再現。
焼き鉄色と銀のドライブラシで少しは金属感を出したいと試行錯誤してみました。
でも組み立ててみるとほとんど見えない罠・・・
腕の可動範囲は異様に広め。
資料では肘の外側に関節カバーなどがあったりしますが、実際につけてみるとどうもかっこ悪く
却下としました。
バックパックのアップ
今回使用した資料は正面からのものしかなく、背面のデザインは全てオリジナル仕様になっています。
デザインセンスは・・・聞かないでください。
イラストを見る限りバックパックにはタービンらしきものが回っているのがギリギリ見えるのでしかたなく再現。
左に見える座席もデザインを再現しましたが兵士が座るとほぼ見えなくなります。
タービンの出口はこんな風になってないそうですが、見えにくいところは手抜きをする! ・・・もとい帝国の技術力は世界一なのでたぶん大丈夫です。
足は噂だと逆関節だというのでそれを再現。
イラストだと装甲は前面だけでふくらはぎは中の機構が丸見えのようですが、
インスピレーションが足りないのでスプリングと塗装でなんとか・・・
ちなみに足首には関節を仕込んでフレキシブルな可動を実現しましたが、
組んでみると装甲が邪魔してほとんど動かす余地がなかったという計画性の無さ。
スネアーマーを取り外したところ
足首以外にも全身にポリキャップを仕込んではいるものの、そちらも残念ながら形状のせいで大きな動きが出来ないという罠。
中の人も資料がゲーム中の画像しかなかったのでほぼ想像で製作。
製作中の名前はウェッジ君。でもゲーム中で登場した本当のビックス&ウェッジ(と兵士)は茶色の鎧という罠。
でも戦闘中のグラフィックは緑なので配色はそちらに従うことにしました。
スケールは1/35で、デザインイメージはボトムズ+人狼みたいな感じ。
最後まで見ていただいてありがとうございます。
デザインはイラストを基準につくり、塗装はゲーム版を意識しましたが、後々見ると配色は
イラストよりになったように思えます。
本当は緑系で統一したりグレーをいれてみようかな、とも思ったんですが、「緑と黄色」という色が魔導アーマーとしての
ひとつの記号だと思ったのであえて塗りなおしはしませんでした。
製作日数は一日平均1時間で3ヶ月ほど。本当はもっと早く完成させる予定だったのにズレにズレてかなりの長丁場になってしまいました。
あと「資料の少ないものは作らない」と学んだ作品でした・・・
もともとデザインが統一されてない上に立体化に無理があり、かなり辛い作業でしたが完成にこぎつけることができて幸せでした。
製作記はこちら
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